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ドバイ空港「ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港(DWC)」が世界最大の空港に

ドバイ首長国首長シェイク・ムハンマド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム氏が2024年4月289日に、「ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港(DWC)」が、「ドバイ国際空港(DXB)」に代わってドバイの主要航空旅客ハブとなる「世界最大の空港」となることを発表しました。

現在の「ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港(DWC)」は、2本の滑走路を有しており、開発は第2段階となっています。

  • 5本の平行滑走路
  • 400カ所のゲート
  • 完成予定:10年以内
  • エミレーツ航空:全便を移管
  • 総投資額:1,280億UAEディルハム(約350億米ドル)
  • 年間処理能力:2億6,000万人
  • 面積: 平方キロメートル (27平方マイル)

現在の「ドバイ国際空港(DXB)」の5倍の規模を誇り、年間処理能力は2億6,000万人に拡大する計画です。

空港周辺に住宅地を建設することで、100万人分の需要に応えることができ、さらに物流や航空輸送分野の企業の進出も見込めます。

ドバイ国際空港は、今後数年間に渡って1億人以上の利用者にニーズに応えるとしており、「先見の明のあるプロジェクトを実現するために、航空会社、戦略的パートナー、ドバイ政府や関係者と積極的に協力していきます」との声明を発表しています。

ちなみに現在、世界最大の空港はサウジアラビアのキング・ファハド国際空港で、面積は、780平方キロメートル(約300平方マイル)となっています。 2030年までにキング・ファハド・インターナショナル敷地内に6本の滑走路を備えた新しい空港の建設に取り組んでおり、最終的には年間1億8,500万人の乗客を収容できるように予定されています。

現在旅客数で世界で最も利用客​​の多い空港であるアトランタのハーツフィールド・ジャクソン国際空港が今年サービスを提供すると予想されている人数は、1億1,000万人です。

もともと、「ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港(DWC)」は、14年前に開港して以来、世界最大の旅客取扱空港になることが常に計画されてきました。

「ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港(DWC)」は、ドバイにある2つの国際空港のうち新しい方です。もう1つの「ドバイ国際空港(DXB)」は、世界で第2位に利用客の多い空港にランクされたばかりですが、DWCの拡張計画によれば、その交通量は最終的には新しい空港「DWC」に移されることになります。

「ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港(DWC)」は、ドバイのすぐ南に広がる145平方キロメートル(56平方マイル)の砂漠地帯にまったく新しい都市を建設することを想定しています。「ドバイ・サウス」と呼ばれるさらに大規模な計画の中心となっています。

この新しい地区には、すでに一部の部分が形になりはじめていますが、それぞれ特定の産業や活動に割り当てられた8つの地区があり、住宅地区と商業地区も混在します。

「ドバイ南部の空港の周囲に都市全体を建設すると、100万人分の住宅需要が追随するでしょう。物流および航空輸送部門の世界有数の企業が集まることになる」とシェイク・モハメッド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム氏は語っています。

現在、「ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港(DWC)」の主な役割は、航空機のメンテナンス、修理、オーバーホール (MRO) のセンターとして活用されています。また、多くの航空貨物事業者も受け入れており、エグゼクティブジェットや一部のチャーター便も取り扱っています。新しい計画によると、これらの貨物輸送は最終的に年間最大1,200万トンを取り扱うことになります。

「新空港はドバイの航空業界で予想される今後40年間の成長に向けた下地を整えることになる」とシェイク・モハメッド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム氏は述べました。

フラッグキャリアであるエミレーツ航空は、ドバイ・ワールド・セントラルのアル・マクトゥーム国際空港にある「将来の本拠地」への待望の移転を発表しています。このことからも、本気度がわかります。

観光客やビジネスのメインの空港が「ドバイ国際空港(DXB)」から「ドバイ・ワールド・セントラル・アル・マクトゥーム国際空港(DWC)」に切り替わることになれば、人の流れも大きく変わります。

ダウンタウンなどの中心部から、今後は、ドバイサウスの発展が見込まれます。当然、不動産投資でキャピタルゲインが狙いやすいのも、すでに発展して物件価格が高くなっているダウンタウンよりも、まだ低価格で購入できるドバイサウスなのです。

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