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ドバイの通貨は?
ドバイで採用されている通貨は「ディルハム(dirham、アラビア語: درهم)」です。ドバイは、アラブ首長国連邦(UAE)の都市ですから、アラブ首長国連邦(UAE)の通貨が「ディルハム」ということになります。
- ディルハムの英語:dirham
- ディルハムのアラビア語: درهم
- ディルハムの通貨コード:AED
- ディルハムの略式表記:DH・Dhs
ディルハムの補助単位は「フィルス」です。
100フィルス = 1ディルハム
- フィルスのアラビア語: فلس
- ディルハムの略式表記:Fils
ドルペッグを採用
ディルハムは「米ドルペッグ制」が採用されており、1998年以来、為替レートは1ドル当たり3.6725UAEディルハムに固定されています。
- 1ドル = 3.6725ディルハム
- 1ディルハム = 0.272294ドル
ドルベック制は、自国通貨と米ドルの為替レートを一定割合で保つ制度のことを言います。
ドルペッグが採用されているからこそ、投資家としては、米ドルに投資をするのと同等のことになるため、為替リスクを感じずにドバイ不動産に投資できることになります。
ただし、ドルペッグが永遠に続くものではないということに注意する必要があります。
ドバイの紙幣
硬貨
日常生活において1、5、10フィルス硬貨が使われることはあまりなく、25フィルス単元に切り上げもしくは切り捨てられることが多いため、1、5、10フィルス硬貨は流通量が少なく、使う機会が少ない硬貨となっています。
1フィルス硬貨:1Fils
- 中央に 3 つのナツメヤシがあり、上には「لزيادة انتاج المحاصيل الغذائية」という文字があり、下には太陰暦とグレゴリオ暦の造幣年が記されています。
5フィルス硬貨:5Fils
- 中央に星雲状のレスリヌスがあり、上には「 نظافة البحار تعني المزيد من الغذاء للبشر」という文字があり、下には太陰暦とグレゴリオ暦の造幣年が記されています。
10フィルス硬貨:10Fils
- 下に太陰暦とグレゴリオ暦のミント年が記されたダウ船
25フィルス硬貨:25Fils
- 左を向いたガゼル。下には太陰暦とグレゴリオ暦の造幣年が記されています。
50フィルス硬貨:50Fils
- 3つの石油デリック。下には太陰暦とグレゴリオ暦の造幣年が刻まれています。
1ディルハム硬貨:Dh1
- 太陰暦とグレゴリオ暦の造幣年が記されている
紙幣
5ディルハム紙幣:Dh5
- 色:茶色
- 表の図柄:シャージャ中央市場(ブルー・スーク)
- 裏の図柄:ハイタカ、北部海岸と入り江
- 色:茶色
- 表の図柄:アジュマーン砦
- 裏の図柄:ラスアルハイマのダヤーフォート
10ディルハム紙幣:Dh10
- 色:緑
- 表の図柄:アラブ・ダガー
- 裏の図柄:ハイタカ、樹木農場、椰子の木
- 色:緑色
- 表の図柄:シェイク ザイード グランド モスク
- 裏の図柄:コール ファッカン アンフィシアター
20ディルハム紙幣:Dh20
- 色:青
- 表の図柄:ドバイクリーク・ゴルフ&ヨットクラブ
- 裏の図柄:ハイタカ、ダウ船「サマア」
50ディルハム紙幣:Dh50
- 色:紫
- 表の図柄:アラビアオリックス
- 裏の図柄:ハイタカ、アル・アインのアル・ジャヒリ・フォート
- 色:ネイビーブルー
- 表の図柄:シェイク・ザイード・アル・ナヒヤーンと他の建国の父たち
- 裏の図柄:組合文書に署名する シェイク・ザイード
100ディルハム紙幣:Dh100
- 色:ピンク
- 表の図柄:ドバイのファヒディ・フォート
- 裏の図柄:ハイタカ、ドバイ世界貿易センター
200ディルハム紙幣:Dh1200
- 色:茶色
- 表の図柄:シャリーア裁判所、ザーイド・スポーツ・シティー
- 裏の図柄:ハイタカ、アラブ首長国連邦中央銀行本店
500ディルハム紙幣:Dh500
- 色:ネイビー
- 表の図柄:ハイタカ
- 裏の図柄:ハイタカ、ジュメイラ・モスク
- 色:ライトブルー
- 表の図柄:エキスポ・ドバイのテラ・サステナビリティ・パビリオン
- 裏の図柄:ドバイ未来博物館、エミレーツ タワーズ、ブルジュ ハリファ
1,000ディルハム紙幣:Dh1000
- 色:アクアマリン
- 表の図柄:アブダビのアル・ホスン・パレス
- 裏の図柄:ハイタカ、ハイタカ、アブダビ市街
- 色:茶色
- 表の図柄:シェイク・ザイード「希望」捜査
- 裏の図柄:ルーワイスのバラカ原子力発電所
ドバイ通貨の為替レート
ディルハム/円
ドバイ(アラブ首長国連邦)の為替「AED/JPY」
ディルハム/米ドル
ドバイ(アラブ首長国連邦)の為替「AED/USD」
ディルハム/ユーロ
ドバイ(アラブ首長国連邦)の為替「AED/EUR」
ディルハムと主要通貨
ドバイ(アラブ首長国連邦)の為替「AEDクロスレート」
ドバイ物価の目安
- スタ―バックス トールラテ:AED23
- マクドナルド ビックマック(単品):AED20
- タクシー:AED12 + AED1.82/km
日本円からドバイ通貨「ディルハム」への両替方法
ドバイで日本円からドバイ通貨「ディルハム」へ両替できる場所は
- 街の両替店
- ショッピングモールの両替店
- ドバイ国際空港の両替コーナー
- 銀行
- ホテルのフロント
があります。
一番、両替のレートが良い(両替の手数料が安い)のは、街中の両替店です。
しかし、「日本円 → ディルハム」の両替は、両替手数料が割高になる可能性があります。これは、日本円の流通量が少ないからです。
日本で「米ドル」に両替したうえで、ドバイで「米ドル」から「ディルハム」に両替するのが、一番両替の手数料が安くおさまります。
日本でも、両替は
- 街の両替店(両替専門店、金券ショップなど)
- 銀行
- 空港
などで可能ですが、街の両替店(両替専門店、金券ショップなど)が一番レートは安くなります。
つまり、
- 日本の街の両替店で「日本円 → 米ドル」
- ドバイの街の両替店で「米ドル → ディルハム」
が一番、良いレートで両替できる方法となります。
ドバイ通貨「ディルハム」から日本円への両替方法
基本的には、逆の方法となります。
つまり、
- ドバイの街の両替店で「ディルハム → 米ドル」
- 日本の街の両替店で「米ドル → 日本円」
が一番、良いレートで両替できる方法となります。
ただし、旅行などであれば「使い切る」「使い切る分だけディルハムに両替しておく」というのが、一番良い方法で、最後に、空港でお土産などを買うか?ディルハムが余ったら、空港で日本円に変えると良いでしょう。
米ドルに換えて、米ドルで日本で保管しておくのも賢い方法です。次回の旅行や他の国でも利用できますし、米ドルであれば、使い道に困ることはないからです。
クレジットカードを使えば、ATMでディルハムの引き出しが可能
ドバイでは、クレジットカードがほとんど使えます。富裕層が集まる国なので当然ですが、不動産の予約金の支払いなども、クレジットカードでできるのです。
街中にあるATMで、日本のクレジットカードを利用すると、現地通貨のディルハムでのキャッシングが可能になります。
両替の時間がない、いざというときは、クレジットカードによるキャッシングも賢い方法と言えます。